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記事公開日 2019.06.16
最終更新日 2021.05.09

履歴書【学歴について】 みなさんによく質問される Q&AHEADLINE


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ご質問内容

履歴書に書く学歴は、高学歴の方が良いのですか?そうでない場合、どうすれば良いのですか?

就職・転職活動の学歴については、今ある学歴で十分な場合もあれば、そうでない場合もあると思います。

私が新卒で入社した会社では、高卒、専門卒、短大卒、大卒の方が一緒に働いていました。これがどんな状況かと言いますと、短大卒の人を例にして説明しますね。まず、学歴が異なっているので、異なる年齢の人同士が同期になります。そして、短大卒の人にとって先輩とは、自分よりも早くに社会人になった年下・同じ年齢・年上の方々という状況でした。逆に短大の人にとっての後輩とは、高卒や短大卒の年下や同年齢、そして大卒で同じ年齢か年上の方々になります。留年している場合もありますから、さらに年齢層は多様でした。大学院修了という方は、その会社の研究機関に配属されていましたので、私の部署にはいませんでした。入社後しばらく研修を受ける中で適性を判断されて、その人に合った適材適所へ配属されていきます。

このようにかなり複雑な関係で一緒に働いていました。でも、学歴や年齢自体が仕事上、支障になっていると感じたことはありませんでした。同じ会社で一緒に働く者同士、一人の人として私は見ていたので、与えられた仕事を100%こなせれば、学歴も年齢も関係なかったように思っています。私だけでなく、オフィス内のみんながそう思っていた雰囲気がありました。

ただ、一つだけ関係していたのは、学歴によって、初任給からボーナス、昇給などが異なっていたことです。つまり、後輩が先輩よりも年収が高い場合がありました。このことは、どの会社でも起こりうることで、求人情報でそれぞれ知っていたことだと思います。それでも、実際に全く同じ仕事内容の場合には、気になる場合もあるようでした。

学歴は、大は小を兼ねるというものではなくて、高卒の方だけをほしい会社もあります。そこに、大卒の人が高校を卒業しているからといって、大卒であることが分からないような履歴書で応募することはできません。アップグレートもダウングレードも両方とも学歴詐称となるようです。(←実際に、ダウングレードで処分の対象になったケースが、2つ程ニュースになったのを見たことがあります。)なかったことをあったかのように書くことはできませんし、この部分は短期間だからと、なかったことにすることもできません。

学歴や職歴は、履歴書を見た時に、その時々でどのような判断をして、どのように生きてきたのかが分かるものなので、もし今のあなたに大卒などの学歴(学士)が必要であるなら、社会人でも入学してみると良いと思います。実際に、沢山の社会人が今ある学歴に関係なく、大学で勉強しているのを実際に見てきています。

高卒・短大卒・大卒の方が、大学や大学院などに再度入学して勉強をしています。このことは、随分前からで、それほど珍しいことではなくなっています。

大学は、高校を卒業していないと行かれないので、高校を卒業していない場合には、実際に高校で学び卒業しなくても良い方法として、文部科学省から高等学校卒業程度認定試験の案内が出ています。

社会人の場合には、通常仕事をしながら学ぶので、通信制の大学へ入学するケースが多いです。

一応、学歴でお悩みの方へ自宅で資格取得が可能な通信制大学・大学院情報が満載のサイトを載せておきますね。スタディサプリの大学・大学院の社会人向けサイトなので安心だと思います。何かの良いきっかけになればと思います。